Bくん。 | ***  お嫁様。  ***お嫁様的日常ノンフィクション日記。***

Bくん。

ワタクシの歴代彼氏と呼ばれる男性の中で 不可解な存在でした。

彼は某大学の理工学部。彼も年上の方でした。
ヨットとバイクをこよなく愛するご両親お二人ともが法律家というちょっとリッチな男性。

学校帰りに一緒に映画を観たり、勉強を教えて頂いたり・・
時には・・・・・・・(*/∇\*)キャ 逢わない時は楽しく電話でお喋り。

それなりに楽しい交際。

ワタクシの自宅に遊びに来たり、送り迎えをしてくれる事はもちろん、
ワタクシの学校まで迎えに来るというマメな方。
ただ・・何が食べたいって聞かれた時が一番厄介。


おヨメ。何が食べたい?
うーん・・そうねー。今日はパスタが食べたいわ。
そうかー。パスタかー。よし!パスタを食べに行こう!美味しい店知ってるんだ!!


まぢですかー!?
パスタの美味しいお店ー!?
もちろん行きますよー。
彼と一緒にその美味しいお店に向かいます。


ルンルン♪でスキップしながら歩く時もありました。




ついたよ。ここだよ。




・・・・・(゚Д゚)







こ・・ここは・・・!?




え!?ここですか!?

パスタ屋さんですよね?



なんで・・






龍が店頭に?





ワタクシの見間違い・・ですか?




(・_ゞ) ゴシゴシ… しっかりとお店を見ます。

どう見ても・・どんなに頑張っても看板の写真には





どんぶりにスープがはっていて・・メンマやチャーシューの姿が見えます。
そして・・・ほうれん草やネギが乗っていました。






ラーメン屋ぢゃん!!




パスタ屋ぢゃないぢゃん!!
確かにね・・パスタは麺ですよ。
麺は当たってます。
けど麺は麺でも麺違いぢゃない!!




貴方にとってラーメンはパスタの部類に入るんですか!?




ラーメンは・・イタめしなの・・?


(T(T(T(T_T)T)T)T)うるうる




ラーメンは中華ぢゃないの・・?




(TωT)(TωT)(TωT)(TωT)(TωT)(TωT) しくしくしく





別に無理に食べなくても良いんだよ?



なんて事言いやがるのー!?



む・・無理・・なんて・・してないわよ・・た・・・食べる・・わよ・・・・



この日・・ワタクシは





パスタという名のラーメンを食して涙を飲みながら帰ってきました。





その日から暫くしてBくんはまたワタクシに



おヨメ。甘い物食べたくない?
うーん・・そうねー。食べたいかも!
何が食べたい?
コーヒーゼリーが食べたいわ!
コーヒーゼリーを食べに行こう!




パスタがラーメンに変貌を遂げた日の二の舞は踏みたくありません。
ワタクシが知ってるお店に行けばワタクシの食べたいコーヒーゼリーが食べられる!って思って
Bくんに声をかけようとした時
彼は車にさっさと乗り込み



どーしたんだよー。すぐ行くぞー



く・・車・・・・

お店は・・すぐ。。ソコなの・・・・

心で言えても何故か口から言葉が出てきません


言われるがまま車に乗り込みます。
そして・・ついた場所が・・・・







・・・・・(゚Д゚)





こ・・ここは・・・!?





え!?ここですか!?




コーヒーゼリー食べるんですよね?
なんで・・








かき氷が店頭に?



ワタクシの見間違い・・ですか?



(・_ゞ) ゴシゴシ… しっかりとお店を見ます。


どう見ても・・どんなに頑張ってもショーケースには




ピンクや緑や黄色の色とりどりのシロップがかかった氷が陳列されています。







甘味屋さんぢゃん!!




でも・・中に入れば・・
メニューにコーヒーゼリーがあるのかもしれない。



店内へ・・・


席に座り僅かな望みをかけてメニューを開きます・・



ページを捲っても捲っても出てくるのはかき氷ばかり・・・



そうです・・




あの日の二の舞です・・・




もちろん・・ワタクシが






コーヒーゼリーなんていうハイカラな食べ物にありつけたという事は・・・




言うまでもありません。






ワタクシ、ちゃっかり氷いちご食べました。






その日の夜は帰宅後自分の部屋のベッドに突っ伏して枕を涙で濡らして過ごしました・・。




ワタクシの意見はシカトかよ。
尊重もしてくれないなんて・・・。

ラーメンが食べたいなら最初から言えば良いモノを・・
かき氷食べたいならそー言えば良いぢゃん!!



ワタクシ・・
Bくんと付き合って自分の食べたい物を言って
ちゃんと食べられた試しがありませんでしたから!!


残念!!!!!!!